Tadano Laboratory
ことばのべんきょうシリーズ
■ことばを正確に流暢に発音しよう！
■対応OS： iOS （iPhoneとiPad）
■公開日時： 2019年7月11日
■開発者： Toshiharu Tadano
■ことばを頭の中で構成できるか、ことばパネルの並べ替えと発音のチェックで音韻意識を訓練するアプリです。
ことばを正確にかつ流暢に発声するには頭の中で音からことばを構成する能力である音韻意識が左右します。
図書文化出版「ELC」による音韻意識の計測や統計のエビデンスに基づいて作成しました。
実際いまのところ「ELC」の課題の一部である「音韻操作」の「逆唱問題」をとりあげ、まず視覚的にことばパネルの逆順への並べ替と、そののちマイクに向かって発声してもらい、そのタイミングと正誤を判定することで正確性と流暢性を評価します。
また、リズムゲームとしての要素も盛り込んでおり、音感を養うこともできるアプリとなっております。
ことばの発声の正誤判定は、私の研究成果である独自の機械学習によるものです。
「独自ハンドクラフト特徴量を使ったCNN-RNNと異常検知によるシステム」を使用し、Pythonで学習したモデルをiOSのCoreMLに移植し実現しています。
ますパネルモードでは、音声で出題されることばを逆順に並べ替えます。
そののち、そのことばをマイクに向かって発声します。
問題がいくつか続く中で反応時間の計測、言葉の正誤判定により、スコアリングしていきます。
リズムモードでは並べられたパネルを出題されたことば通りに順番で押しながら、間奏のリズムに合わせて同時に発音してもらいます。
リズムに正確に合わせると高得点が取得できるので、音感やリズム感もやしなうことができるでしょう。
総合評価はことばの発音のタイミングと正誤判定で行います。
ことばの正誤が正確性を表し、タイミングよく発音できたかが流暢性を表します。
恒例の世界ランキングと称号もありますので、競っての訓練効果の向上が見込めます。
このアプリは、著者
加藤醇子
安藤壽子
原 惠子
縄手雅彦
らによる出版「読み書き困難児のための音韻・音韻処理能力簡易スクリーニング検査 - ELC - (Easy Literacy Check)」に基づいて作成しました。
書籍のアプリ、本家のELCも現在、私がメンテナンス中です。
